コミュニティーメンバーを始めるきっかけ
「電力を自給し、環境に配慮したコミュニティースペースを作りたい」
20代のとき約7年間、海外で生活する中で体験したこと、そして帰国後に起こった東日本大震災での原発事故がきっかけとなり、その想いは次第に強くなっていきました。
物件探しは難航し、長い時間を費やしましたが、誰も手をつけずにポツンと取り残された、元サバ節工場との出会いを得ました。当時は残置物がいっぱいで、埃や塵が舞う中、防塵マスクをしないと作業できない程の悪条件でしたが、のべ500人の方がサポーターとしてリノベーションに参加してくれました。
約1年半の期間をかけ、2021年5月に「循環ワークス」がスタートしました。たくさんの人の力を借り、コミュニテースペースとして活動が始まり、少しずつ、活動も広がっていっています。
しかし、同時にもっと、循環ワークスでの活動を人々に伝えたい、日本国内だけでなく、世界中の人にもシェアしたいと考えるようになりました。
そこで、循環ワークスでは「コミュニティーメンバー」として、循環ワークスの活動・想いを共有し、応援してくれる仲間を募集することにしました。
環境問題の情報、循環ワークスの日々の様子、さまざまなトピックで開催される「〇〇の部屋」や、イベントなどを、メンバー限定のライブ配信をしていきます。
また、古物が欲しい・売りたい人に向けて、「これ欲しい人いませんか!?」と古物の動画配信と無料提供も行います。
その背景として、循環ワークスでは「捨てられてしまうものを減らしたい」との想いで、解体されるお宅や片付けで不要になった古物を回収し循環(販売)する活動も行っています。ですが、実際に回収を始めると、想像より遥かに多くのものが処分されていて、循環ワークスではせいぜい2〜3割ほどしか回収できていないのが現状です。工場のスペースや、スタッフの稼働などから、どうしても回収できる上限が出てきてしまいます。
そんなもどかしい現状があり「回収できなかったものを少しでも多く循環するにはどうしたら良いか?」と皆で日々考えた結果、「循環ワークス以外の人にも回収してもらえれば良いんだ」という結論になりました。そこで、循環ワークスでは回収できなかったものをメンバー限定に動画配信し、欲しい人がいたら、後日回収に同行してもらい、無料提供する事にしました。
古物が好きなどの個人、団体、企業の方からのメンバー登録をお待ちしています。
生産して終わりという一方通行の矢印をぐるっと回しみんなで「循環」していきましょう!
最後に、循環ワークスは環境に寄り添い「モノ」「ヒト」「コト」を循環させて、よりよい生活の仕組みを考える循環工場として今後も日々進化していきますが、資金面での不安が常にあります。
循環ワークスの活動を理解していただき、支援(パトロンになる)していただける個人、企業、団体の方からのメンバー登録もお待ちしています。
循環ワークス
工場長 山本 広気